ヤマハPAS CITY-Xで気ままに電チャリライフ

ミニベロ電動アシスト自転車(PAS CITY-X)であちこちお出かけサイクリングした時の記録を残してます。

鳴子カルデラ湖、潟沼の湯が沸く温泉に行ってみた

昨日、鬼首カルデラを横断し、鳴子温泉で一泊した翌日。

 

pas.hateblo.jp

 

 

朝風呂前に、鳴子温泉の裏山にあり世界でもトップクラスの酸性度を持つカルデラ湖、潟沼(かたぬま)に行ってみました。

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潟沼(かたぬま)は、鳴子温泉の裏山、鳴子火山群の溶岩ドーム、胡桃ヶ岳、尾ヶ岳、松ヶ岳、鳥谷ヶ岳に囲まれた直径400メートルほどの酸性のカルデラ湖で、エメラルドグリーンに輝く湖面がとても神秘的と聞いていたのですが、まだ、見たことがなかったので、早朝の晴天の中、愛車のCITY-Xで朝のお目覚めライド。

 

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https://maps.gsi.go.jp/#15/38.737800/140.722139/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c0j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

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 朝6時前、まだ人気のない鳴子の温泉街を散策しつつ

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温泉街から、

道の案内にしたがって潟沼への最短コースで急勾配の裏山に登っていくと

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落石危険のため、通行止めとか!

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がーん!

 

チャリだし、突破しようかと思ったのですが、ほんとに石が転がっていたので、無理はしないで、

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鳴子温泉の裏山西側に広がる上野々スキー場側から、気を取り直して潟沼へレッツGO!

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と、いうことで、

 

鳴子カルデラの外輪山にあたるちょっと小高い山を越えて下ると、辺りに立ち込める硫黄の香りとともに、朝日の中、エメラルドグリーンにキラキラと輝く潟沼が本当にありました。

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水素イオン濃度(pH)は最近では2.4ぐらいだそうですが、朝日に輝き、エメラルドグリーンとも、見る角度や場所によってはコバルトブルーに輝く湖面は新緑に映えとてもきれいです。

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で、潟沼で朝の散策を楽しんだ後は、鳴子の温泉街に戻り、地下に染みた潟沼の湖水がマグマ由来の熱で温められてそのまま湧いて来たと思われる、鳴子温泉を代表する、鳴子でも唯一無二の温泉風呂、滝の湯で一風呂浴びてみました。

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鳴子温泉については、旧泉質名11種類のうち、単純炭酸泉と放射能泉以外の9種類の泉質の天然温泉が一箇所の狭い温泉地内で堪能できる、非常に泉質が豊かな温泉地になりますが

 

鳴子温泉で堪能できる泉質別温泉宿・共同浴場一覧

 

単純温泉
効能:神経痛、リウマチ骨折、外傷
風呂:姥の湯旅館

 

重炭酸土類泉(炭酸水素塩泉)
効能:けいれん、炎症、アレルギー性疾患、慢性疾患、じんましん
風呂:鳴子観光ホテル、姥の湯旅館、東川原湯旅館

 

重曹
効能:皮膚病、火傷、創傷
風呂:姥の湯旅館、西多賀旅館、ホテル滝嶋、鳴子パールホテル、ホテル亀谷、鳴子旅館、旅館弁天閣、河畔の宿紫電峡、旅館すがわら

 

食塩泉(塩化物泉)
効能:慢性間関節ウマチ、腰痛、神経痛
風呂:吟の庄、ねりまこの宿ますや、鳴子ホテル、登良家旅館、姥の
湯旅館、大正館、ホテル扇屋、ファミリーじすい岡崎荘、ホテル滝嶋、鳴子パールホテル、ホテル亀谷、旅館すがわら

 

硫酸塩泉
効能:高血圧庄
風呂:吟の庄、ゆさや旅館、ねりまこの宿ますや、鳴子観光ホテル、登良家旅館、姥の湯旅館、東河原湯旅館、大正館、ファミリーじすい岡崎荘、西多賀旅館、東多賀の湯、ホテル滝嶋、滝の湯

 

明ばん泉
効能:慢性皮膚疾患
風呂:滝の湯

 

緑ばん泉・炭酸塩線
効能:慢性リウマチ、湿疹
宿:登良家旅館、姥の湯旅館、大正館、ファミリーじすい岡崎荘、西多賀旅館、東多賀の湯、ホテル滝嶋、滝の湯

 

硫黄泉・硫化水素泉(硫黄泉)
効能:慢性リウマチ、気管支炎
風呂:ゆさや旅館、ねりまこの宿ますや、鳴子観光ホテル、登良家旅館、姥の湯旅館、大正館、ファミリーじすい岡崎荘、西多賀旅館、東多賀の湯、ホテル滝嶋、滝の湯

 

酸性泉
効能:慢性皮膚病
風呂:吟の庄、滝の湯

 

 

その中でも、酸性ー含硫黄ーナトリウム・アルミニウム・カルシウムー鉄ー硫酸塩泉(硫化水素型)と呪文のように長い泉質名をもち、西暦835年に起きた鳥屋ヶ森山の噴火で、現在の温泉神社より温泉が湧出し始めたのが鳴子温泉の始まりと言われる鳴子温泉始まりの湯、「滝の湯温泉神社硫黄源泉」は、5つの泉質を同時に味わえる、鳴子の温泉の中で唯一、炭酸水素イオンが全く含まれず、pH2.8~3.28の強酸性で鳴子の温泉の中でも稀有で特殊な温泉だそうで、

 

中学生が纏めた以下の優れたフィールド調査によると

 

www.shizecon.net

 

鳴子温泉の硫黄泉のすべてが湯元、下地獄、河原湯エリアに集結しているなかで、その中でも、特に滝の湯は、鉄やアルミニウム、硫酸イオンなどの含有量が潟沼の湖水と類似し、同じ石英安山岩上にあることから、潟沼の湖水があまり変化せずに湧出したと考えられるとか。

 

● 塩化物イオン:潟沼100~115㎎/ℓ、滝の湯75㎎/ℓ、荒雄川10㎎/ℓ。
● 硫酸イオン:潟沼240~250㎎/ℓ、滝の湯350㎎/ℓ、荒雄川では検出されなかった。
● 硫化物イオン:潟沼と滝の湯は微量、荒雄川では無検出。
● 鉄イオン:滝の湯で40㎎/ℓの高値、潟沼6~7㎎/ℓ、荒雄川で極微量だった。
● pH:潟沼はpH2.21~2.23の酸性、滝の湯はpH3.28の弱酸性、荒雄川はpH 7.74の中性。

 

ということで、

 

滝の湯に入らずして鳴子の温泉に入ったとは言うなかれ!の滝の湯で、朝っぱらで、その日に限っては入浴客もなく、一人独占状態で早朝の朝風呂をたっぷりと堪能。(日中は大変込み合います)

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ホテルに戻って、朝食バイキングをたらふく食べた後は、

 

こちらも滝の湯以上の湯花全開の川渡温泉共同浴場に立ち寄ってから、帰路に着きました。

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鳴子から仙台まで自転車で約3時間半ぐらい

 

途中、富谷食堂に立ち寄りして、釜炊きご飯で本日遅めの昼食。

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