ヤマハPAS CITY-Xで気ままに電チャリライフ

ミニベロ電動アシスト自転車(PAS CITY-X)であちこちお出かけサイクリングした時の記録を残してます。

新幹線が走る秘境「峠駅」まで電動アシスト自転車でゆるポタしてみた

今年の夏はすっかり山形好いてましたが、今回は、鉄オタの聖地、新幹線E3系が走る秘境「峠駅」まで、半ダートな山形険道232号で板谷峠を越え、またまた愛車のCITY-Xで走って来ました。

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先日、日本の棚田百選「大蕨」と「椹平」の棚田を走った後、山形市内に自転車を駐めて来たので、今回は、仙台ー山形間の高速バスで山形までトンボ返りし、午後から、米沢を目指し山形市をスタート。

 

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午後からの出発で、初日はのんびりと、温めの温泉がこれでもか!とドバドバ投入され洗い場まで川のように温泉が溢れている龍王温泉荘で一風呂を浴びてから

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国道13号沿いに南下。

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途中、標準軌軌間1,435mm)を走る奥羽本線山形線719系

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踏切を通過する山形新幹線E3系の勇姿を横目に

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南陽スカイパークの上から

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南陽市や米沢方面、吾妻連峰の山並みを眺めたりしながら 

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初日は、米沢で1泊。

 

翌日、米沢から県道232号で吾妻山北麓にある山形県福島県境近くの板谷峠を抜け、新幹線が走る秘境の「峠駅」まで走ってみることに。

 

米沢から峠駅までのルートは以下で

 

ホテルを出発し、これから向かう峠駅の「峠の茶屋 力餅」の分店、米沢駅前にある「峠の力餅 米沢支店」を横目に見ながら

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米沢駅前から米沢郊外を南下。

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吾妻山北麓の板谷峠目指し、県道232号に乗り

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関根駅辺りの集落を抜け

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道路沿いに羽黒川の渓流や滝の渓谷美を楽しみながら

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大沢駅辺りの集落を抜けていくと

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いよいよクラックや石ころだらけの半ダートな山道が始まります。

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というか、私が走った時点では、途中から路面の舗装も剥がれて、ほとんど砂利道だしーーー!

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しかも、高度を上げるに連れ、急勾配。

先日走った、日本最後のダート国道458号のダート区間より全然キツいかも。国道458号の場合は、アップダウンはあるものの、本当のダート区間は、ある程度坂を登り切った割合平坦な区間でそれほど走りにくいという感じはなかったのですが、

 

 

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こちらは、砂利の上に、急勾配。

高度を上げるに連れ、勾配15%から部分的に勾配20%は超えてるかも(?)と思わせるダート険道の連続で、登りも大変、といっても電動なのでサクサク登ってますが

 

帰りの下りは、タイヤの接地面でいうと、僅か指2本幅程のタイヤの接地面(とうより点)2箇所に命を預けている自転車としては、急坂で調子に乗ってスピードを出しすぎると、砂利にすくわれそうで、急カーブで谷底に真っ逆さま、熊だって出没しそうな場所でタイヤがパンクするのも嫌だし、急勾配の砂利道を、一部10キロぐらいに速度を落として降りて来ましたが

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そんなこんなのダート県道を登っていくと、視界が開け、

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県道232号の最高点

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西は羽黒川、東は松川と、山形側の最上川水系と福島側の阿武隈川水系に流れを分ける標高820mぐらいにある中央分水界の立て札が。f:id:memomemokun:20180919190157j:plain

 

見晴らしのいい頂上付近を過ぎると、県道232号と「峠駅」方面への分岐点にあたる、板谷峠といいながら県道232号から見ると谷筋に当たる標高755mまで急降下。

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下り坂正面の向かい側の山の中腹に微かに見えているのが五色温泉「宗川旅館」でしょうか(写真では緩い下りに見えますが、結構な斜度です)

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県道232号と峠駅、滑川温泉、姥湯温泉方面への分岐点で

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分岐点を過ぎたあたりが板谷峠で、そこから、さらに標高を120mほど下げ、

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谷底に向かっていくと現れるのが、 最急勾配、38.0‰(峠駅 - 大沢駅間)の線路が走る昔のスイッチバック時代の遺構が残る、インスタ映えしそうな峠駅のスノーシェードの建物群。

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現在の峠駅は、スノーシェードの中の島式のプラットフォームで、手前側が米沢行き、フォーム反対側が福島行きの線路になります。

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スノーシェードの中。フォームの手前まで自転車でちょっとお邪魔。ここまで米沢市内から途中で写真を撮ったりしながらぶらぶら走って電動自転車で約2時間。直通なら1時間半ぐらいでしょうか。

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にしても、絵になる駅ですね〜〜!

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写真でははっきりしませんが、写真左奥のトンネルが線路が取り外されている昔のスイッチバック用のトンネルだそうで、夏場でもひんやりしてそうで、ワインの貯蔵庫にはうってつけかも。

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駅に到着したのが10時半ごろ。駅を通過する列車も撮りたいなーと時刻表を見ると、ガーーン!全然下調べなしに走って来たので、3時間は駅に止まる列車が来ないことが判明。

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ということで、スマフォで新幹線の時刻表を確認すると、福島駅と米沢駅から上り下りの新幹線がともに発車したことが判明。しばらくするとまもなく通過するかな〜〜と、待っていると

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来ました! 

同じ電動仲間の(笑)米沢発、山形新幹線E3系「つばさ」と

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福島発、山形新幹線E3系「つばさ」。両新幹線とも米沢、福島の駅を出て発車後15分〜20分ぐらいで、峠駅を通過していく感じでしょうか。

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と、

峠駅の雰囲気を満喫した後は、駅隣にある「峠の茶屋 峠の力餅」さんで軽くお食事。

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明治から続く茶屋だそうで、ノスタルジックな雰囲気がなんとも言えませんね〜〜

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山菜そばも絶品でした。

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で、ここまで来たら温泉入らずに帰るなんて許されない。

 

峠駅から標高で250mほど登ったところにある「滑川温泉 福島屋」さんで本日も行きがけの一風呂。

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本当は滑川温泉から更に登った、人里離れた深山幽谷の秘湯「姥湯温泉」まで目指したかったのですが、獲得標高的には先日登った西吾妻スカイバレーの程のアップダウンなのですが、

 

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途中のダート県道の登りで思った以上にバッテリーを消耗していたようで、本日はこの後、山形市まで戻りたく、姥湯まで登ってから山形市まで戻ると、ちょっと帰りのバッテリーがギリギリかな〜〜という感じで、コースを変え、東栗子トンネルを抜け国道13号で福島まで下るにしても、東栗子トンネル、自転車で走るには危ないトンネルと言われてますし、最近は東北中央自動車道の無料区間の開通で、米沢ー福島間の国道13号は以前より交通量が減ってるとは聞いているのですが、下調べなしに行ってみてから死にそうな思いをするのも嫌だし、

 

ということで、今回は、姥湯温泉は諦め、

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地獄の激坂と言われる姥湯までの坂道をさわりだけ確認しつつ、勾配20%ちょいぐらいならCITY-Xで登ったことあるし、大丈夫じゃね?と確認しながら

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姥湯は次回ということにして、

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滑川温泉 福島屋さんに到着。

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昭和ノスタルジックな建物で、混浴内風呂は清掃中で入れませんでしたが

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渓流沿いの混浴岩風と檜風呂で汗を流してまいりました。

硫黄の香りのする、いいお湯ですね〜〜。

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帰りは、同じルートで米沢に戻り山形市まで。

 

本日は結構なダートコース入りの104km。獲得標高1400mと。秘境駅と峠の茶屋と秘湯を訪ねての十分堪能したぜ!の走りとなりました。