1000年続く松島・湯の原温泉の湯治宿、『元湯・霊泉亭』で一風呂浴びて来ました。
先週末。
またまたPAS CITY-Xで走り回って、千年前から続くという松島・湯の原温泉にある湯治宿『元湯・霊泉亭』で一風呂浴びて来ました。
暖かくなってくると、自転車で走り回りたくなるんですよね〜〜!
走行距離73km。獲得標高:登り667m、下り707m。
松島に向かう途中、適当にナビで進んでいたら、塩釜あたりであちこちの住宅地に迷い込んだりしたので、少々時間がかかってしまった。
陸前浜田を過ぎた30km地点から、松島湾を見渡せる海岸沿いの遊歩道を走りながら、見えて来るのが松島海岸の南に突き出た岬の丘の「双観山」。
36km地点。
遠くは牡鹿半島や金華山の向こう側から昇る朝日も望め、公園として整備されている頂上の展望台からは塩釜湾と松島湾の双方が望めることから双観の名前がついたとか。
展望台の登り口には「これぞ松島」といった立地にある、周囲を松林にかこまれ隠れた名店。味処「双観山」があります。
田里津庵(下の走行経路の33km地点辺り)とともに日本三景松島の景観を形成する特別保護地区に立地する牡蠣料理店ですが、
目の前に松島の美しい景色が広がるガラス張りのカウンター席で、島々で囲まれた穏やかな海でしか見られない、金色、銀色の月の光に照らされた金波、銀波の細波をご馳走に、新鮮な松島の海の幸を味わいながら心地よく酔う一時は、格別です。(と書いてみましたが、最近の店の営業時間は18時まででした。月を眺めながらと言うのは冬場でないと難しいかも?)
とはいえ、昼にはまだ速いので、今回は先を急ぎ素通り(笑)
☟37kmと38km手前の十字路の間、サイクルアプリを一時停止していたのを忘れてたので、経路が道なりでなくワープしてます。(直線の部分)
海沿いの道を進み、松島海岸駅の脇の坂道を登って行くと1kmほど先に十字路があるので、看板の案内に従って脇道に入るとすぐに見えて来るのが、いい雰囲気を醸し出す、和風の建物群の湯治宿、湯の原温泉・霊泉亭。
38km地点。
湯船は一つだけですが、千年前から続くという昔ながらの鉱泉質の温泉は、奇麗に改装したばかりの木組みの浴室の木の香りと、熱すぎずも温すぎずもない程よい湯触りで、ぽかぽかと暖まります。
入浴のみ:大人500円。子供250円。
一泊2食付き:6500円。朝食のみ5000円だそうですので、今度、泊ってみようかな。
☟もらったパンフレットに
「ここ湯の原温泉は、歴史も永く、今から千数百年前の天長年間、慈覚大師の法力により岩場より薬湯が湧き出たのが始まりといわれています。」とあります。
余談ですが、天長年間(西暦824年〜834年)の頃と言えば、その20〜30年後には、青木ヶ原樹海を作った貞観の富士山大噴火、陸奥国大地震、前の東日本大震災と言われている貞観地震etcと日本中で地震や噴火などの地殻変動が活発に起きた時代で、千年前の湯の原に温泉が湧いたのもその影響だろうか?
一風呂浴びて、先ほどの十字路からちょっと山道を登って行くと、松島の景観が一望出来る高台の「西行戻しの松公園」があります。
園内にはロケーション最高なお洒落なレストハウスもあり、まもなく桜も咲き誇り、休日は結構賑わいます。
40km地点。
で、腹もすいて来たし、ヘアピンの坂を下って、松島海岸へ。
なお、公園から松島海岸駅の方に真っ直ぐ下って行けるように見える☟この坂、車だと行き止まりになります。
自転車なので、坂を下ったところで住宅脇の階段を通って、松島海岸駅の直ぐわきにワープ。
松島自体は、子供の頃から何度も足を運んでいるので、所謂、観光コースは放っておいて、折角、松島に来たので、名前の誘惑に負け、観光客目当てのお店で食べた松島定食。
奮発して、つぼ焼き、ホタテ焼き、カキフライ、刺身、ご飯、お吸い物等が付いて2400円。地元の地ビール「松島ビール」が700円。ちょっと高い。
先ほどの「双観山」に戻って食べた方が、景色も良く、同じ料金でもっとバラエティーがあったかも。
帰りは、国道45号で、真っ直ぐ岐路に。
結構、いい感じの湯治宿の温泉に癒されました!
【併せてどうぞ】 ↓ 奥松島へのライドコースはこちら。