岩井崎から室根山を抜け、花巻温泉郷の奥座敷「台温泉」を目指してみる
電動アシスト自転車で北東北ユルポタの旅、第2日目。
コースは以下で
本日は、昨日、辿り着きました南三陸 気仙沼「岩井崎」を出発しまして
室根山南側の北上山地を横断して水沢に抜け、水沢市から花巻市まで国道4号を北上し、花巻温泉郷の奥座敷「台温泉」に向かう北上山地横断の126.64kmコース。
本当は遠野の方を巡って北上山地を横断してみたかったのですが、今年4月に開通した気仙沼と気仙沼大島を結ぶ、東北初の離島に架かる海の上のアーチ橋。気仙沼大島大橋を渡ってみたかったので、そちらを回ると、バッテリーが保たないかもということで、遠野はいずれということで、今回は、まずは気仙沼大島大橋に向かってみることに。
昨日、岩井崎に到着したのが夕立が降りそうだった日暮れ前だったので、本日はまず目と鼻の先の岩井崎を、朝方に散策。
気仙沼の南、階上地区にある岩井崎は、古生代ペルム紀(2億8千年前 - 2億5千万年前)に形成された石灰岩が波と雨水によって侵食された岩場が続いている太平洋に面した岬で、遠くに、牡鹿半島や金華山、田束山や徳仙丈山も望める見晴らしのいい岬で、
ギザギザに浸食された石灰質の潮吹岩では、岩の割れ目から潮が吹き上がる光景で有名なところです。
岬の周りには、波で浸食された奇岩がゴロゴロ。
岬の左手には岩井崎灯台があり
灯台のそばには、黒松に混じって、ユリの女王様
ユリ科の中でも最大級の大きさの見事なヤマユリまで咲いてました。って、これヤマユリですよね? 山百合というから山の中に咲いてるのかと思ったら、こういう岬にも自生しているのですね。
と、岩井崎を散策した後は、気仙沼湾を挟んで岩井崎からは対岸に見える気仙沼大島に向かってまずは出発。
気仙沼市街を通り
気仙沼港を見ながら
真新しい宮城県道218号大島浪板線に乗り、一路、気仙沼大島大橋に向かっていると
途中、気仙沼大島大橋とは別に、海に掛かる橋の橋脚と思われる大工事が行われているではないですか!
なんだ、なんだ〜〜、と思ったら、気仙沼湾湾奥部を南北に横断する三陸自動車道の新ルート、気仙沼港インターチェンジと大島インターチェンジを結ぶ予定の東北地方で最大の斜張橋になる気仙沼湾横断橋の工事なんだとか。
震災後、気仙沼に初めて来ましたが、津波ですっかり街中も変貌してましたが、気仙沼も変わっているのですね〜〜。
そんな気仙沼を眺めつつ、大島浪板線を進んで行くと、現れました、気仙沼大島大橋!
橋長 356.000m、最大支間長は東日本で最長の297mの海の上の鋼中路アーチ橋。
おーーー! すげーー!って感じで
真新しい橋の上を自転車で渡るって気持ちいいですね〜〜。橋の上からの眺めも素晴らしく、思わず、2、3度往復した後は(笑)
大島を1周したいところだけど、本来の目的地とは逆コースなので、一路、気仙沼市内に戻り、国道284号に乗り、
ひとまず一関方向へ岩手県に突入。
のどかな田園風景の中を進み、昨年開通したばかりの国道284号のバイパス、室根バイパスに乗り
坂を登って行くと
現れました、室根山(895メートル)と昨年オープンした真新しい道の駅むろね。
とちょうど、お昼時なので、Googleマップ調べたら口コミでは美味しいとの評価の「からあげ家」さんの唐揚げ弁当で、休憩も兼ね今日の昼食。
奥州いわいどりの本家本元。
室根山周辺で育てられた若鳥の新鮮な肉を、その場で揚げた唐揚げが美味くないわけはない!
と、お昼休憩の後は、
R284をもう少しだけ進み
Googleナビの最短路を参考に、岩手県道10号江刺室根線から更に横道に入って
山の中へ。にしても、陽が出て来たら、今日も暑い!
ということで、山の中の細道を走っていると、トマト100円の路地売り。
けっこう型の良いトマトが3個100円。
水分補給を兼ねて、ガブリ! いや〜〜、めちゃ、うめ〜〜! スーパーで売ってるものより味が濃厚で甘くて美味い! 冷えてたら、もっと、美味いんだろうな〜〜!などとやりながら
国道343号に入り、更に山の中をひた走り
奥州市街の人里に突入。
後は、今日の目的地、台温泉まで花巻まで国道4号を北上するだけなので
宿は経費節減の素泊まりなので、宿には軽いツマミでも買って行こうかと、めしの半田屋水沢店で早めの夕食を取り
北上市を更に北上し
花巻市街から途中からサイクリングロードも整備されてる岩手県道297号花巻停車場花巻温泉郷線で
山に囲まれた鄙びた小さな温泉街、台温泉到着!
今日のお泊まりは「かねがや旅館」さん。
外見は古いので、豪華さや格好から入る方にはおすすめできませんが、これを古いととるか、趣ととるかが人生の分かれ目。
かすかに硫黄のにおいがするお風呂は、熱すぎずぬるすぎず、のんびりゆったり浸かれます。
と、ダラダラ書いて、2日目終了!
明日は、今回のユルポタの旅の目的地の一つ、奥入瀬渓谷、十和田湖目指し、手前の中継地点、八戸目指して岩手県を北上だ〜〜!
つづく。