水神沼の白鳥を見に行って来ました。
冬も真っ盛りで、白鳥飛来のニュースが舞い込んで来る、今日この頃。
宮城県と福島県の県境近く。干ばつにも涸れないため池として古くから農業用水として利用されていた宮城県・山本町の水神沼の白鳥って、今はどうしているんだろうと、仙台から相馬まで自転車で遠乗りの途中で、震災後、初めて立ち寄ってみました。
以前は沼を埋め尽くす程の白鳥が飛来していた水神沼(デジカメが流行る前、その昔、水神沼の白鳥をカメラに収めたフィルムが見つからず、写真は農水相さんのアーカイブから)
http://www.maff.go.jp/j/nousin/sousei/den-haku/d_tohoku/08_yama/
愛車のPAS CITY-Xで、直行で2時間半。今も、沢山の白鳥が来ているのかな〜〜!と20年ぶりぐらいに行ってみたら、着いて、ビックリ。
震災の津波で流れ込んだ大量の堆積物を浚渫撤去するためでしょうか、沼を掘り返していて、白鳥どころか、1羽の水鳥さえいませんでした。
が〜〜ん!
2013年3月に、ほぼ、同じポジションで撮影のGoogleストリートビューの映像。
震災の津波で大量のガレキが流れ込んだとは想像していましたが。。。
2011年4月1日現在の水神沼(東北整備局撮影)
http://infra-archive311.jp/?view=500581
一時は、1羽も白鳥を水神沼で見かけなくなったそうですが、
久しぶりに中浜小学校付近へ。いつも水神沼に来ていた白鳥は姿見えず。代わりに津波でできた湿地に白鳥の群れ。白鳥もきてみてびっくりしただろうなあ。 pic.twitter.com/YuioG8tW
— 小川仁志(いっきゅうさん) (@monjya0193) 2012年1月15日
その後、僅かに白鳥が戻って来たと、風の噂に聞いていたのですが
過去に、1000年前の東日本大震災とも言われている貞観地震の津波堆積物の上に慶長地震津波、もしくは 1454年の享徳地震津波の砂層が堆積しているも、年月が過ぎると水鳥が訪れていた水神沼ですが、
http://www.tsunami.civil.tohoku.ac.jp/hokusai3/J/people/member/anawat/IRIDeS%20Guidebook_JP_Lite.pdf
震災から6年、今もその爪痕は消えないままなのですね。
とはいえ、白鳥は逞しく。
復旧工事の続く水神沼一帯を南に走ってみたら、工事車両や人間(私)が近づいてもめげずに悠々と泳ぐ白鳥が県境を越え埒浜排水機場に続く近くの農業用水路にいました!
津波堆積物の浚渫撤去で、震災前の姿を早く取り戻すといいですね〜〜!