PAS CITY-Xの後輪タイヤを、スーパークロス向け軽量タイヤに交換してみました。
ワイヤーと比較し、質量は約5分の1、引張強度は約7倍という強靭なケブラー繊維のビードと「高密度サイレックスケーシングを採用することで羽のように軽い」とは、どっかの通販サイトで見かけた、以前から気に入って履いていたパワー ブロック Sスペックの説明ですが^^、
その後継機種、転がり抵抗を抑えつつ駆動力を確実に路面に伝える、タイオガのBMXレーシング、スーパークロス向けタイヤ FASTR X S-Spec ファストR X Sスペックを入手したので、早速、履いてみました!
【FASTRシリーズ・プロモーションビデオ】
FASTR Profile from TiogaBMX on Vimeo.
タイヤにこだわるなら
FASTR X S-Spec(ファストR X Sスペック)
http://tiogajpn.com/products/tire/tir28701.html
【製品仕様】
普通の街乗りならこれで十分
FASTR X (ファストR X)
http://tiogajpn.com/products/tire/tir28801.html
梱包は、パワー ブロック Sスペックと同じく、タイヤをバックに入れて予備タイヤとして気軽に持ち運ぶことが出来る、お弁当箱ぐらいの大きさに折り畳んだ状態で届きます。
広げてみるとこんな感じで
チューブはこちらも羽根の軽さのTIOGAインナー チューブ UL (ウルトラライト/仏式) 20"×1.3/8" バルブ長:36mm ETRTO:37-451
リムテープも走り回ってだいぶ疲れていたので、HERRMANS(ヘルマンズ) のHPSリムテープ 20インチ用 18mm幅 (18-451対応) に交換
装着後は、こんな感じ。
前輪の方は、1年前に履き替えたパワー ブロック Sスペックが1度もパンクもせず、トレッドパターンもいまだしっかりしているので、今回は後輪のみ交換してみました。
なお、FASTR X S-Spec。
タイヤの溝(トレッド)がV字に切ってある、回転方向が決まっているユニディレクショナルパターンタイヤですので、自転車の正面から見ると、トレッドの V字の先、尖った方が下向きになるよう、タイヤサイドのメーカーロゴがある方向を自転車の右側(ギアやチェーンなどがある方)に装着する形になります。
☟後ろから見るとV字が逆に上向きになります。
ちなみに、V字トレッドですが。雨天時、タイヤ中央の水をV字の溝で両サイドに排水してウエット性能を高めるためサイピング(排水)用にあるのかと思ってましたが、どうも、排水のためじゃなくて、コーナリング時のタイヤへの力の入力を分散させ、操作性を高めるために切ってあるらしいのが本当の意味合いらしいです。が、定かじゃないですw
それで、好みで50~60PSIぐらいで空気を入れて
早速、一般国道や阿武隈川沿いのサイクリングロードを往復70kmほど走ってみましたが、これがいいー!
路面の荒れや段差をよく吸収してくれる、とてもまろやかな乗り心地で、
河川敷のゴルフ場。バックは、蔵王連峰。
☟H2ロケット
わざと走ってみた、河川敷の砂利道だってなんのその
価格が2倍もする1本6〜7千円のシュワルベワンと比べても天候や路面にも左右されず、雨天時に慌てることもなく同等以上の安定の走りで、
走行性、コーナーリング時のグリップ性、120TPIの極細繊維で編み上げた高密度ケーシングで衝撃吸収性もよく、転がり感も良く走りがさらに軽くなった感じで、スタート時の加速も良く、なんか、気分の問題なのかもしれませんが、
PAS CITY-Xの走りが今までより早くなった気がしますね〜〜!
というか、後日、平坦な一般道をサイクルデータを取りながら走ってみたのですが、私の足で、踏ん張らないで淡々と9kmほど走ってみた結果が以下ですが。同じような条件でこれまで時速20〜21kmぐらいだった感じの車速が、このタイヤにしたら時速21km〜22kmと、実際、時速にして時速1kmほど気持ち早くなった感じですね。
後輪を換えただけですが、時速10km以上から徐々にアシスト力が弱くなり、時速24kmを超えるとアシストが0になる電動アシスト自転車にとって、
アシスト限界の時速24km間際で、無理せず普段通りに普通に漕いで普段の巡航スピードが早くなるということは、単に車速が速くなるということだけではなくて、より少ない電力でより早く移動出来るということとイコールで、バッテリーの節約にもつながり、同じバッテリーでより遠くまで走れるということともイコールですので、
これは、このタイヤに替えて正解でしたね。
あと、タイヤの交換の仕方は(後輪の例ですが)以前に書きました以下を見て頂くとして、以下の説明で前回説明してなかった点に付いて2点ほど追加しておきます。
まず、分解した後輪をセットする際、以下、写真に写ってる後輪車軸に取り付ける両サイドのチェーン引きが
しっかりフレームに、隙間なく取り付くように、後輪を取り付けます。
その上で、タイヤとフレームの隙間が両サイド同じぐらいの隙間か、指などを当て、こんな感じで確かめます。
で、タイヤと両サイドのフレームの隙間が、左右で微妙に違っている場合、車輪、車軸の取り付けが傾いている(曲がっている)ということですので、しっかりチェーン引きがフレームの奥までハマっているのに、タイヤと両サイドのフレームの隙間が左右で微妙に違うようでしたら、チェーン引きの絞め方が左右で微妙に違ってますので
下の写真のような感じで、左右どちらかのチェーン引きを緩めるか絞めるかして、タイヤと両サイドのフレームの隙間が等間隔になるように調整します。
また、タイヤを取り付ける際は、タイヤと泥よけの隙間が、タイヤを回転してみてタイヤ全体が同じような隙間になっているか、確認します。(タイヤチューブに若干空気を入れてから、タイヤを回しながらタイヤと泥よけの隙間が等間隔になるよう、間隔が広い側を引っ張ったりして調整してあげると、調整しやすくなります。)
もし、タイヤと泥よけの隙間が、タイヤを回転してみてある部分では広く、ある部分では狭い場合、車軸・ホイールの中心とタイヤの中心が同心円上にハマってないという事ですので、走ると、何故かタイヤがガタガタするなんてことになります。
(なお、FASTR X S-Spec。下の写真のように奇麗に同心円上にタイヤのロゴやマークがプリントされてますので、自転車に装着したタイヤのロゴやマークが奇麗に見えない時は、タイヤが奇麗にハマってないということですので、そういう形でも見分けられます。)
と、自転車歴が長いので、今でこそ、偏見と経験を兼ねて、わかる範囲で蘊蓄を垂れてますが(笑)、初めて自分でタイヤの交換をした頃は、私も初めそれがわからず、失敗して初めて気がついたのですが(笑)
なお、FASTR X S-Spec。サイドにまでパターンが入っていて良い感じのタイヤです!