国道112号の旧道(六十里越街道)で月山を越え日本海まで走ってみました。
笹谷峠を越え「おもいでぽろぽろ」の舞台で、昨日、紅花を見た後は、
本日は、前々から超えてみたかった、村山地方と庄内地方を結ぶ国道112号の旧道(六十里越街道)が先月6月29日に冬季閉鎖が解除となったため、早速、月山越えで日本海は湯浜温泉まで走ってみました。
出羽国の内陸部と庄内を結ぶ「六十里越街道」(ろくじゅうりごえかいどう)は、聞くところによると、1200年前の昔に出羽国の成立とともに開削された街道で、出羽三山信仰が盛んだった室町・江戸時代に、湯殿山を目指し参詣者が訪れる“ゆどのみち”として賑わったところだそうで、本来の六十里越街道の古道は現在の国道と一部重なりながらも、現在の国道および旧国道とは別ルートだったようですが
今回走るのは、明治以降、六十里越街道の新道として作られた国道112号、および、現在の国道112号の一部である月山花笠ラインの一部区間が、六十里越街道をバイパスする形で、山形自動車道がそのまま3桁国道に流れ込む自転車が走れない自動車専用道路となっているため、国道112号で村山地方から庄内地方に自転車で抜けるためには、おおよそ、月山湖からあさひ月山湖までの区間は、国道112号の旧道を利用する形で月山の南側の山の中を抜ける形で新旧国道を使い山形から鶴岡に抜け、鶴岡で国道112号に別れを告げ湯野浜温泉のある日本海目指して山形を横断する山越えコースとなります。
なお、国道112号の旧道は、おおよそ12月~6月までの間、豪雪による冬季閉鎖のため、自転車でこのルートを楽しめるのは1年で半年もない夏場と晩秋にかけての期間限定コースとなるようですので、開通間もない旧国道112号を愛車のCITY-Xで早速楽しんでみました。
ルートは以下で最大標高差 907m 、獲得標高 上り:1178m 下り:1257mの111.7kmのコース
まずは、朝食付きで税込4,100円のさくらんぼホテルで朝の食事をとり
山形市内を楽しみながら
昨日走った「おもひでぽろぽろ」 の舞台、高瀬・高沢地区辺りのいい感じで霞がかかった山並の風景を横目に
泉質の異なる2種の源泉で熱さの異なる3種の内湯が楽しめて一風呂300円。他、露天風呂、打たせ湯、サウナ、20人ぐらいが個別に使える仕切りの付いた洗い場にシャンプー・ボディーソープが備え付け、ドライヤー使い放題、無料Wi-Fiまで使えて温泉王国、山形県内の日帰り湯のなかでもこのお値段で破格のサービスという、以前から行ってみたかった山辺温泉で定番の朝の目覚めの一風呂。
マイルドな源泉とパンチのある源泉が同時に楽しめます。
湯上りにはたまらない「やまべ牛乳」
と温泉に入ってスッキリした後は、寒河江に入った辺りから進行方向にだんだん見えて来た月山目指してGO!
寒河江から国道112号に入り後はひたすら西へ西へ
と
おっとその前に、ここから先は山道に突入していくのでガリガリ君でクールダウンした後は、ビタミンウォーターと汗もかくし塩分入り2リットルボトルも購入し、山道でタイミングよく食事も取れるかわからなかったので、小腹が空いたら走りながらも食べれる5本入り150円だったかの魚肉ソーセージも仕入れて、いざ出発。
まずは月山湖目指して西川ICの方に足を進めていくと、人里の住む風景が徐々に下界の景色へと変わって行きます。
さらに進んでいくと、現れました寒河江ダム
と、月山湖。
景色を見ながらちょっと一服。
一休みした後は、月山湖を横目に
自転車でも走りやすい3つ程のトンネルを抜けていくと
国道112号と旧道の分岐点で道路標識に従い弓張平公園 、弓張平オートキャンプ場目指して
勾配8%〜10%程のつづら折りの上り坂から始まる旧国道112号へ
淡々と登っていくと、遠望が効くなにやら開けた場所が。
弓張平オートキャンプ場とのことで、キャンプ場入口付近で、愛車のCITY-Xのお決まりスナップ(笑) 今日もご苦労さまーーーー!
旧国道112号。山道を十分に堪能できつつも、実際に登って見ると、遠くまで見晴らしの効く場所はあまりない感じで、月山の見える場所を見つけてはスマホでパシャパシャ。
という感じで、新国道の月山花笠ラインがトンネルを縫うように下界の麓を進む中、ちょうど月山道路で一番長い2620mのトンネル「月山第一トンネル」のちょうど真上付近の西川町と旧朝日村の境界地点が旧国道112号の最高標高点で標高920m。
記念写真を撮ろうと思ったら、バイクツーリング中のライダーの先客が(笑)
何やらバイクにはCITY-Xと同じYAMAHAの文字が!
お互いニヤニヤしながら話を聞いてみると、朝日村出身で、奇遇にも仙台のYAMAHAの店に勤めてるメーカーの方だそうで、ちょっと、ふら〜〜と地元を流してたとか。YAMAHAの人も電動アシストでここまで登って来れたのにびっくりしていたようで、YAMAHAの電動アシストの中でも、もとい、数ある電動アシストの中でもCITY-X最高ですよーー!とメーカーの人にも宣伝しておきました(笑)
何かあったら店に来てみてくださいと誘われてしまった(笑)
で、ここから先は若干アップダウンがありながらもしばらく進むと、湯殿山道路との交差点が突如出現し、さらにそこそすぎると、その先から急激に標高を下げ
七ツ滝なども見ながら下界へと向かい、
擂鉢状の谷間を下っていくと、湯殿山信仰が盛んな頃、宿場的役割を果たしたという田麦俣集落で茅葺屋根の「多層民家」を眺めつつ
あさひ月山湖付近で旧国道は新道に合流します。
あさひ月山湖と月山ダム
月の女神像
とちゅう、おやつの魚肉ソーセージしか食べてなかったので、農家レストラン 食彩あぐりさんの山形蕎麦で本日遅めの軽い昼食。
で、着きました日本海! 日没1時間半前。
昨日仙台から走って来ましたので、ほぼほぼ太平洋から日本海までPAS CITY-Xで日本初横断。
本日のお宿は、湯野浜海水浴場まで徒歩3分。
源泉掛け流し湯野浜温泉のお湯も楽しめる真砂子屋(まさごや)さん
真砂子屋(まさごや) 自慢の湯 100%源泉かけ流しの温泉 (長期滞在 歓迎)
自慢のお風呂で汗を流しながら
食べ応えのあるカニ付き、豚しゃぶお手頃コースと冷えたビールで早めの晩酌をした後は
夕暮れ時の日本海を見に、目と鼻の先の海岸へ!
あいにく、西の水平線近くに多めに雲が出ていたため、自慢のキレイな夕日は見れませんでしたが、月山と日本海と、美味しい食事とゆったり温泉に日本海の日没風景と贅沢三昧で、余は満足じゃーーー!
日没後の湯野浜の夕暮れ風景。遠目に鳥海山も見えますね〜〜!
近くのコンビニにはシャムぽい野良ニャンまでいました。さすが、浜辺の温泉街。
と、いうことで、程よい疲れで早めに入眠。
明日は最上川の舟下りで有名な最上峡を北上だーーー!
(つづく)