五月雨の最上川を電動自転車で走ってみました
昨日、一昨日と、地元仙台を出発し奥羽山脈を越え「おもひでぽろぽろ」 の舞台で紅花を見た後、国道112号(六十里越街道)で月山を越え日本海まで、ほぼほぼ、太平洋側から日本海まで愛車のCITY-Xで日本横断の小旅行をした後の3日目は、
湯野浜温泉から最上川を遡り、新庄、尾花沢を経て、鍋越峠経由で150キロRUNで仙台まで戻ることに。
と、思いきや!
本日7月11日の湯野浜は朝から雨! 昨日、一昨日と、西日本では豪雨で大変だった長雨も上がり、思いの外いいお天気だったので自転車で日本海まで走って来たのですが、東北地方はまだ梅雨明け前、
3日間はお天気は持たなかったようで、iPhoneで気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」を見ると、どうも自転車で帰るつもりの行き先には雨雲が立ち込めてるようで、う〜〜〜〜ん、どうしようかな〜〜、雨の中を150キロ、しかも峠越えはな〜〜〜などと思いつつ、でも物凄い土砂降りという程でもなし、ま、全域が雨という感じでもなさそうだし、
五月雨をあつめて早し最上川
旧暦なら今は五月雨、梅雨時の五月
今年の旧暦の五月は、6月14日から明日7月12日までの29日間だそうで、とは走った後に後付けで知ったのですが(笑)
新庄市本合海から五月雨で急流になった最上川下りを体験したことで生まれた松尾芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」。五月というとまだ梅雨前の新緑が香る爽やかな季節を想像しがちですが、実際には梅雨時で急流の最上峡を走るには、時期的にも、空模様もそれはそれで風情があっていいや〜〜! タイヤも雨の中でもグリップの良い全天候型のFASTR X S-Specに変えてるし
と行けるとこまで行ってみよう!と、雨の中の湯野浜温泉を出発。
おっと、その前に、まずは、朝の腹ごしらえ!
旅先での旅館や民宿の朝飯って、何故か美味しいよね〜〜〜!
と昨日泊まった真砂子屋(まさごや)さんで、腹ごしらえして、小雨の中の湯野浜温泉を出発。 最上川目指して庄内平野を横断して東へ東へ
だんだん雨が本降りになって来た。
狩川付近で国道47号に乗ると見えて来ました「風のまち」狩川の田園風景にたたずむ風車群。晴天の青空の下に佇む風車もいいですが、ちょっと土砂降りに近くなって来た雨にたたずむ風車群の写真もレアでいいかも〜〜!
道の駅 しょうない
風車群を過ぎると見えてくるのが、長野、山梨、静岡県を流れる富士川、熊本県を流れる球磨川とともに日本三大急流と謳われる最上川で、清川から古口までの全長15kmの区間が、「五月雨をあつめて早し最上川」として歌われた最上川中流域にあたる最上峡になります。
路面もだいぶ濡れてますが
春の新緑から夏の深緑に変わる頃、
低い雨雲が山峡に立ち込め五月雨にけぶる最上川ってなんか絵になるね〜〜〜!
愛車のCITY-Xも快調!快調! 本人はずぶ濡れだけど(笑)夏場の雨は害はない。
最上川。日本三大急流に謳われますが、幾度にも亘る治水拡張工事のため現在では流れはだいぶ穏やかで、悠然と水を湛えています。
最上峡沿いの国道47号。広くはないのですが、自転車でも走りにくくはないです。とはいえ、結構車が通るので、路肩が狭い分、ちょっと注意が必要なのと、車を避けて路肩の端を走ると割と小石が・・・
道の駅 くさなぎ
仙人堂付近より望む最上川。
古口を過ぎて、最上峡の終点。
と、ここまで快調に走って来たのですが!
やっちまったぜ!
路肩に落ちてたガラス片(?)を踏んづけてしまったみたいで、いきなりパンク。しかも、結構な土砂降り(笑)
チューブは大したことはなくピンホール的な穴で、土砂降りにめげず、すぐに直して空気を入れようかと思いタイヤを調べると、タイヤが鋭利なものでサイドカットという程ではないですが少し切れてる。。。そのままでも応急的にはしばらく大丈夫そうなのだが、これから走る距離を考えるとちょっと心配だな〜〜〜!
と
そんな時に備えあれば憂いなし・・もしもの時の強い味方で、というか初使用なのですが、遠乗り時には必ず持ち歩いてるタイヤのサイドカット時の応急パッチ、下の写真のような感じで使用するタイヤブートで補修して、いざ出発!
と、思ったのですが、新庄付近まで来ると雨も止んで来たのですが、写真を撮ったり、さらに、タイヤのパンクまで重なり予定より時間が掛かってしまったのと、これから峠越えをしてる最中にまた雨に降られるのもヤダな〜〜というのと、明日は仕事だしな〜〜、あまり疲れて帰るのもヤダな〜〜という思いもフツフツと、
ということで、ここは割り切って新庄に自転車を停めて後で取りに来ることにして、今日はバスで帰ろうかということに。
というか、仙台〜新庄間片道2,000円。往復券だと3,400円。ホテルで1泊するより安いじゃん、次からは新庄から出発できるし、電動自転車の場合輪行はちょっと難しいけど、この手は使えるなと、次は、新庄からどこへ走ろうと考えながら、
本日は山交バスで帰路につくことに。
本日のコースは以下
予定の途中まででしたが、次回は風の向くまま気の向くまま、新庄市からのスタート。
(つづく)