電動自転車で泉ヶ岳ヒルクライム
ヤマハPAS CITY-Xで、箱根駅伝5区並の山道をどこまで登れるか興味があったので仙台市にある泉ヶ岳(標高1175m)で試してみました。
泉ヶ岳(いずみがたけ)は、宮城県仙台市泉区の北西部に位置し、「宮城県立自然公園船形連峰」内にある標高1175m(三角点は1,172.18m)の山である。七北田川の源流ともなっている。周辺の住所表記は泉区福岡字岳山である。
仙台市民に親しまれている泉ヶ岳ですが、この山は麓から泉ヶ岳スキー場、スプリングバレー泉高原スキー場を通り、さらにその先の標高800m付近まで舗装された一般道が続いているので電動自転車の山登り性能チャレンジにはぴったり!
気になったら、早速チャレンジ。今回のコースは以下のような全長約20kmの箱根駅伝区間5区と同程度の山登りコース(高低差:約750m)
結論から言いますと、高校の物理で習ったように、物体を持ち上げるのに必要な位置エネルギーは質量に比例するので、乗る人の体重+電動自転車の重量+荷物によって変わりますが、ヤマハPAS CITY-Xの8.7Ahバッテリーだと、帰りを考えずに登るだけなら体重約70kgの私の場合、全行程強モードで走った場合、約600mの高低差はOK!
先日遠乗り用として予備で買った1.47倍の容量の12.8Ahバッテリーだと高低差で約850m。箱根駅伝の山場の区間5区もPAS CITY-Xで登れるかも!という結論に。(箱根で試してみた方がいたら教えてください)
箱根駅伝5区:小田原中継所→箱根・芦ノ湖 距離20.8km、標高差864m
今回登った泉ヶ岳コースとほぼ変わらない距離と高低差です。最大勾配の恵明学園前が勾配13%程のようでPAS CITY-Xで特に問題なさそうです。泉ヶ岳の最大勾配もだいたいそんな物ですし、通勤で毎日登り降りしている家の近所の坂の勾配はそんなもんじゃありませんのでw
2つ合わせると、いずれ試してみたい1000m級の山越えも可能かも!という嬉しい結果に。
ヤマハPAS CITY-X
車両重量:20.7kg
バッテリー容量/電圧:8.7Ah/25.2V
それではスタート!
スタート地点は、泉パークタウン入り口の交差点付近。
バッテリーでどこまで登れるか知りたかったので、ここまで12.8Ahバッテリーで乗って来たのを、本来付属の8.7Ahバッテリー(フル充電)に交換して、いざ泉ヶ岳へ。
この地点の標高36m。(時間:9時1分)
スタートから約8kmぐらいは、なだらかに登りながら根白石を通り泉ヶ岳の麓に。
(時間:9時22分)
泉ヶ岳山麓の県道457号を北に進んで、下の看板が手前に見える七北田川の橋を渡り左に曲がると、いよいよ山登りコース。
(時間:9時34分)
ヤマハPAS CITY-Xを乗る前。実は、別のメーカーの同じ20インチの電チャリでこの辺り(自宅から、それなりにアップダウンがあるコースでここまで20km)まで来た事があったのですが、その時は、自宅からここまで漕いで来ると、それなりに疲れた〜〜って感じだったのですが。
PAS CITY-X。前によく進むし、ほんと走りイイね〜〜!全然、疲れない。
平均勾配10%ぐらいの坂道をせっせと登ると、日帰り入浴も可能な泉ヶ岳温泉。
この付近で標高200m。バッテリー残量も70%残っているので、ここまでなら、街中から泉ヶ岳の景色を見ながら温泉つかりに、8.7Ahでも、余裕で往復出来る感じですね。
(時間:9時49分)
ここまで3速で楽々走行で余裕で登っています。
というか。泉ヶ岳。電動自転車にとってはハートブレイクと思える程の急坂もなく、上まで余裕で登ってます(笑)
泉ヶ岳温泉を過ぎ、ひたすらペダルを漕いで、雪除けのトンネルを抜けると
(時間:10時7分)
正面に見えて来るのが泉ヶ岳スキー場
途中には、泉ヶ岳 水芭蕉群生地の看板が。。春先に来てみようかな。
この付近で、標高約500m。
その後、実際に見に行って見ました。
標高500mほど登って、気になるバッテリー残量は、残り30%というとこで、8.7Ahバッテリーで行けるところまで行ってみる事に。
更に進むと、キャンプ場などもある泉ヶ岳スキー場入り口。こちらで標高520m
(時間:10時13分)
その先に、オーエンス泉岳自然ふれあい館に機能を移転して、今は閉館した、泉ヶ岳少年自然の家。標高約560m。
(時間:10時17分)
まだ、バッテリーはもちそうなので、スプリングバレー泉高原スキー場まで行ってみる事に。
途中、標高600m付近で見つけた湧き水というか沢水。
上まで登ってくると、空気や風も爽やかで汗をかくほどではないのですが、日差しが強く、汗ばんでいたので、顔をバシャバシャ『おー!冷たい〜〜い!』とかサッパリしていると、車で水を汲みに来た人がいたので『飲めるんですか?』と聞いてみたところ『飲めますよ!』と言う事なので、一口、ゴクゴク。
喉が渇いてた事もあり美味い!
(時間:10時26分)
バッテリー残量は残り10%
どこまで行けるか。
ちょうど、泉ヶ岳スキー場とスプリングバレー泉高原スキー場の中間地点にあった、仙台管区気象台のアメダス観測所まで登ったところで8.7Ahバッテリーが息絶えました。
標高630m。ということで、全行程強モードで8.7Ahバッテリーで登れた高低差は、約600mと言う結果に。
オートエコモードだともっと登れるのでしょうが、ロードバイク乗りのような足腰はないので、普通の人でも、軽く漕いで登れる強モードだと、このくらいでしょうか。
汗もかかずに、脚も痛くならずに、ここまで登って来れました。
後ろに見えるのが泉ヶ岳
(時間:10時37分)
あとは、折角なので、12.8Ahバッテリーに替えて、その先へ
スプリングバレー泉高原スキー場:標高680m
(時間:10時49分)
標高700m
更に上まで道が続いていたので、Googleマップで調べてみると標高820m付近ぐらいまで舗装されているようなので、更に進んでみたのですが、道が少々寂しくなって来たので、標高800mぐらいで引き返す事に。
この辺りで10時55分。写真を撮ったり、寄り道したり、水飲み場で遊んでいたり、アメダス観測所で、何が出るかな?とポケモンGO(出たのはポッポだけでした)をしたりしてたので
真っ直ぐ来れば、泉ヶ岳の登り口から小1時間ちょいもあれば、脚も疲れず、ちょっとしたサイクリング気分で、女性でもここまで電動アシストで登って来れる感じでしょうか!
というか、地元でないので試せませんが、今回のように12.8Ahバッテリーを予備で積んでいれば、Mt.富士ヒルクライムのコースも登れそうな感じですね。Wikipediaを見る限り、勾配:平均5.2%、最大7.8%の坂なら、電動アシストには今回登った泉ヶ岳より緩い坂のようで平地みたいなものですし。
富士北麓公園~富士山5合目、富士山有料道路(富士スバルライン)を走行
全長24km、標高差1,255m(スタート地点1,051m, ゴール地点2,306m)
勾配:平均5.2%、最大7.8%
電動アシスト凄し!
帰りは、下り一本なので、早い早い!
とはいえ、あまりスピードを出すとコーナーで危ないので、最大時速40〜50kmぐらいで降りて来ました。
以上、ヤマハPAS CITY-Xで初山登りでした。
次は1,000m級の山越えを試してみよう!
参考までに、以下もどうぞ。